グリッドデータ#
PyVistaのグリッドデータとは,位相的に規則的な点の間隔を持つデータセットのことです. これらは ポイントセット よりも柔軟性に欠けますが,データセットのポイントやジオメトリを明示的に記述する必要がなく,わずかなパラメータで記述できるため,メモリ効率が非常に高くなります.
PyVistaのグリッドデータは, pyvista.RectilinearGrid
と pyvista.ImageData
クラスで構成されています. これらのクラスは vtkRectilinearGrid と vtkImageData クラスを継承しており,画像やボリュームデータのモデリングによく使われます.
pyvista.RectilinearGrid
は,3つの座標方向に可変の間隔を持つデータセットをモデル化するために使用されます.

pyvista.ImageData
は,3つの座標方向に一定の間隔を持つデータセットをモデル化するために使用されます.

クラスの説明
以下の表は,PyVistaのグリッドセットクラスの説明です. これらのクラスは,対応する VTK の vtkRectilinearGrid, vtkImageData のスーパークラスからすべてのメソッドを継承しています.
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3つの座標方向に可変の間隔を持つデータセット. |
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3つの座標方向に均一な間隔でデータセットをモデル化します. |